七条七本松から南へ歩いてすぐのところにあるお店『湯浅金月堂』さん。 最近できた新しいスポットの鉄道博物館と、平清盛にゆかりある若一神社の間に挟まれた場所にお店があるこちらでは、それらにちなんだお菓子がいただけます。 「うめこうじどらやき」は中に栗が入った栗三笠で、パッケージにはご主人のお孫さんが書かれた可愛らしいイラストが。 対して「清盛餅」は、今の西大路八条周辺に住んでいた平清盛が、薬としてヨモギを栽培していた逸話に倣ったヨモギのお餅です。 どちらもシンプルかつ上品な味わいなので、お出かけの際にはぜひどうぞ！

梅小路公園の東側から出てすぐの『本家七福堂老舗』さん。 おススメは、梅ヶ枝餅。地元で見つかった歴史的遺産「梅ヶ枝の手水鉢」にちなんだお餅です。こしあんの中に梅の実が入っていて、梅肉を練りこんだ求肥餅で包んであります。ほのかな梅の香りと甘酸っぱい果肉がこしあんと絶妙にマッチしています。また、こちらのイチゴ大福は、かわいい冠をかぶっています。むっちりとしたお餅の中から、白餡に包まれたフレッシュなイチゴがはじけます。とっても食べ応えのある大福ですよ。

五条河原町から南へ下がったところにあるお店『お多福庵』さん。 昨年和カフェとしてオープンされたお店で普段は大福やお抹茶が楽しめるお店ですが、秋限定の和菓子ではくり餅の他に、大福サイズのスイートポテトも販売されています。 そのまま食べても美味しいですが、お店でいただく際には温めてもらってアイスクリームを添えると、スイートポテトの優しい甘さとアイスが溶け合ってより一層美味しいですよ。

梅小路公園の北、島原商店街の中にあるお店『伊藤軒老舗』さん。 気軽に食べられる和菓子を中心に販売されている商店街の和菓子屋さんです。 そんなこちらの看板商品は「太夫最中」。 50年前に先代のご主人が島原太夫にちなんで作られたのが始まりで、専用の型を使って焼き上げられた最中には太夫のお姿が浮かび上がっています。 肝心のお味も、当時の製法をそのままに、丁寧に炊きあげられた餡子がぎっしり詰まっており、程よい上品な甘さが味わえます。

梅小路公園の北、島原商店街の中にあるお店『三昇堂小倉』さん。 こちらは生麩餅が人気のお店です。 生麩自体は出されているお店は他にもありますが、生であるがゆえの日持ちの悪さを、こちらでは柔らかな口当たりや味わいそのままに日持ちが良くなるよう工夫されているので、人への御使い物にピッタリです。 それだけでなく、普段使いに最適なお団子なども色々並んでいるので、人への御礼の品を買うついでに今日のおやつも、なんて使い方も出来ますよ。

七条大宮から東へ歩いてすぐのところにあるお店『七条ふたば』さん。 豆もちで有名な出町ふたばさんから、のれん分けをされたお店なのでこちらでも同じ豆もちがいただけます。 さらに、七条ふたばさんでは最近代替わりをされた若いご主人の下、若い人にもっと楽しんでもらえる和菓子を作りたいと、写真の「秋だんご」のような、可愛らしい見た目と昔から変わらない美味しさを両立させた和菓子を作っていきたいとの話なので、これからが楽しみなお店です。 梅小路公園にお越しの際はぜひ！

梅小路公園から北にある島原商店街の中にあるお店『菱屋』さん。 戦前から営業されている老舗のおかき屋さんです。 こちらの看板商品は「うすばね」という、名前の通りとても薄く焼き上げられたおかきで、口に入れただけでバラバラになるくらい軽やかな食感と、醤油ベースのシンプルな味は食べ始めると止まらなくなります。 店内には鉄道好きのご主人が撮り溜めたSLや電車の写真が所狭しと飾られているので、鉄道博物館にお越しの際は、お土産と合わせて見に行かれるのをオススメします。

堀川松原から東へ入ってすぐ、松原京極商店街の中にあるお店『亀山』さん。 看板商品である「あんもち」は、中にアンコが入っただけのシンプルなお餅ですが、一番おいしい時にお出ししたいということで、お餅の材料として滋賀県・永源寺産の羽二重米の新米のみを使用して作られているため、毎年11月頃から半年ほどしか店頭に並びません。 その分、お餅を食べたときの食感と優しい甘さは格別です。 味は白・よもぎ・深煎りきなこの三種類です。

七条御前から北に3分ほど歩いたところにあるお店『武保あられ』さん。 京あられ専門店のこちらは以前から製造だけされていましたが、10年ほど前から店頭での販売も始められました。 10種類以上あるおかきには定番物からネギやゴボウなどの野菜の風味が感じられるものや、季節限定の味などバリエーション豊か。 口当たりの良い軽やかな食感と色々な味のおかげで、飽きずにずっと食べていられます。