京阪・JR東福寺駅からすぐ、紅葉の名勝東福寺へは徒歩15分足らず。紅葉のシーズンともなれば、連日観光客や車でごった返す界隈に「パンとコーヒーとひらりんと」はあります。なんとも珍しい店名ですが、お店自体は築100年以上の京町家を改装して3年前に開店したんだとか。パンとコーヒーだけではなく、そばやスイーツも食べられるマルチタイプのカフェとでも呼べばいいんでしょうか。
まず驚くのが、お店の入り口が玄関ではなく裏手にある「縁側」だということ。「こちらへどうぞ」と裏手に誘導されて、裏庭の縁側から靴を脱いで上がります。「！？」と思って廊下の障子を開けると、畳敷きを二間開放した、そこが店内でした。カウンターやテーブルで10席ちょっと。ちなみに客席は2階にもあって、この日はママ友会があったとか。後で見せていただくと、こたつに子どものおもちゃ、電気スタンドつき勉強机と、なんだか友達のおうちにお邪魔したかのようでした。実際、勉強机で自習していく学生さんも多いんだとか。

ランチとしていただいたのは、「本日の気まぐれピザ」、春の新ごぼうきんぴらピザ600円とふくふくコーヒー400円。ふくふくコーヒーは、オーダーが入ってから豆を挽いて、1杯ずつハンドドリップしているんだとか。ちなみに、コーヒーは500円以上の食事またはケーキとセットで50円引きになります。もっちり系のピザ生地の上に少し甘く味付けされたきんぴらごぼうとネギをトッピング、たっぷりのチーズを乗せて焼き上げました。感覚としてはお好み焼きのピザ版といったところでしょうか。ピザのメニューはほかにも、3種のとろけるチーズ（600円）、焼肉でファイト(500円）、定番ベーコン・トマト（500円）、ぷりぷりソーセージ（500円）、大人気ポテトめんたい（500円）、紅白ハーフ＆ハーフ(500円）、大人のピリ辛カレー(500円）などのレギュラーメニューがあります。何でも、日替わりで試してみて、評判がよければレギュラーメニューに昇格させるんだとか。このきんぴらピザ、レギュラーに昇格すること間違いなし！