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伏見人

竹場真司さん(伏見チンチン電車の会/代表)vol.126

チンチン電車の歴史から伏見愛を膨らませる竹場真司さん☆

本日の伏見人は、『伏見チンチン電車の会』の代表を務める竹場真司さんにお話を伺いました。

 

実は電車愛よりも伏見愛の方が深い竹場さん。

お話を聞いていく中で、チンチン電車の会での活動以外での竹場さんの魅力を発見することができました!

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

2022年9月28日

伏見連続講座

「旧深草町100周年記念 古写真が語る深草の営み~未来に紡ぐ深草アーカイブ」

(龍谷大学龍谷エクステンションセンター主催)

2019年12月7日

「上京区電車物語~140周年を迎えた上京区の電車ストーリー」

(春日会連合会主催)

伏見を語る上で欠かせないチンチン電車の歴史を紹介

 

『伏見チンチン電車の会』が発足したきっかけは、ふしみこたろうさんが主宰する伏見歴史同好会の集まりに参加したことでした。

伏見の歴史について雑談していく中で、「伏見が電気鉄道発祥の地だということを広めたい」と数名の方と意気投合。

ふしざく(伏見をさかなにざっくばらん)』にチーム登録することになりました。

※ふしざくは、2020年に活動終了しています。

 

まずは、知識を深めるために勉強していましたが、せっかくなのでこの知識を誰かに伝えたいと思い、学園祭のノリで伏見区役所にパネルを展示させて頂くことに。

その後も展示会やペーパークラフト教室、伏見連続講座などの講演会も開催するようになりました。

Q2. 大切にしていること/こだわり

チンチン電車のオリジナルポストカードも制作されています。

特に電車が好きという訳ではありません。伏見が好きなんです。

 

遊び心を持って肩肘張らずに取り組むことです。

論文とかは書きたくありません。笑

実は特段、電車が好きという訳でもなかったんです。

 

5歳まで伏見に住んでいましたが、その後40代半ばまで東京で暮らしていました。

その間も関西に来るたびに伏見に立ち寄っては伏見への愛着心を育んできました。

そんな伏見愛を今、チンチン電車を通して爆発させているところです。

 

日本初の電気鉄道が開通した場所が伏見だということは、伏見史の重要な事実の1つです。

どういう恩恵を私達に与えてくれたのか。

伏見という土地がどう変わっていったのか。

チンチン電車の歴史を楽しく伝えることで、伏見に興味を持つ方が増えてほしいです。

Q3. 伏見のココが好き!!

昭和41年1月3日

伏見桃山城キャッスルランドにて(3歳)

昭和41年7月17日

東高瀬川堤防にて(3歳)

伏見の“人”にも魅せられました

 

伏見はフレンドリーな人が多いのが良いですね。

2004年に私も京都に戻ってきましたが、伏見の人たちは皆さん温かく受け入れてくれたのが嬉しくて、ついに本籍も伏見に移しました。笑

 

歴史的に見ても、市電が走っていた伏見は自然と人が集まる場所でした。

それで、いろいろな土地の人との交流に慣れているのでしょう。

 

町おこしはよその土地から来た人が、その土地を気に入って行うことが多いように思います。

私もそのうちの1人ですね。

Q4. オススメのお店・場所

伏見駿河屋の店主、山本高宏さんは26人目の伏見人です。

カエル好きが集まるカフェと電車好きに立ち寄ってほしい和菓子屋さん

 

伏見稲荷にある『懐石カフェ 蛙吉(あきち)』は全国のカエラー(カエル好きな人)が集まる素敵なお店です。

店内にはカエルアートなどこだわりのものが多く飾られていておもしろいです。

生きたカエルはいないので苦手な方もご安心を。

 

あ、私はカエルもそこまで特別好きという訳ではありませんでした。

けれど、Facebookで『カエル同盟』というグループの管理者になってから、今はカエルにも愛着が湧いてきました。

 

老舗の和菓子店『伏見駿河屋』さんも覗いてみて下さい。

明治時代、日本初の電気鉄道の伏見側の起点は、この店の敷地の一部を削って設置されました。

店主の山本高宏さんは『伏見チンチン電車の会』のメンバーでもあります。

「京都電気鉄道伏見線羊羹」と「電車みち」がおすすめです。

Q5. 今後の目標

伏見駿河屋の店前には電気鉄道事業発祥の記念の石碑が建てられています。来ると撫でたくなります。笑

若い世代の仲間を増やしたい

 

若い世代の方にも伏見の歴史に興味を持ってもらえるよう働きかけたいです。

町おこしや歴史の掘り起こしとなると、どうしても高齢の方の活動に偏りがちです。

それは子どもたちが地元の歴史文化財に触れる機会が少ないからかも知れません。

老若男女分け隔てなく、地域に愛着や誇りを持つようになるのが今後の理想です。

 

それともう一つ!

150年前に高木文平というすごい人がいたことを皆さんに知ってもらいたいです。

田辺朔郎と共にアメリカに視察に行き、日本初水力発電電気鉄道を実現させた立役者なんです。

今日は高木文平という名前をぜひ覚えて帰って下さいね!

Q6. まいぷれスタッフ独自調査中!最後の晩餐に食べたいものは?

喉元過ぎれば旨さ忘れる性分で、パッと出てきません。

点滴と胃ろうと介護食以外で、そして孤食でなかったらいいと思います。

【編集コメント】

伏見人101人目の若林正博さんのご紹介で今回取材させて頂きました、ありがとうございます!

チンチン電車の会の活動を聞きに来たはずなのに、なぜかカエルの話で盛り上がるというバラエティに富んだ取材となりました♪

竹場さんは今度『E-TOKO深草』でライターとしても活動されるそうです。

とってもアクティブ!

これからはライター仲間として仲良くして下さい☆

(取材 さおしー)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。