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伏見人

徳光都妃子さん(山田家フォーラム/主催者) vol.178

古民家活用サポートで醍醐の古き良き町並みを守る、徳光都妃子さん☆


本日の伏見人は、『旧醍醐境内史跡 山田家庭園』にて、古民家の保全活動を行なう徳光都妃子さんにお話を伺いました。

 

醍醐寺以外の歴史的地域遺産も残していきたい」

 

そんな想いから、歴史的建造物や日本庭園を現代でも活用できる方法を考え続けている徳光さん。

建材の一つ一つまで大切にされているのは、所有者さんの気持ちを第一に考えておられるからなんです。

Q1. どんなお仕事/活動をしていますか?

お座敷からのお庭の眺めも、素敵です。


植木の扱いは難しいけど、飽きないとのことです。

京都らしい町並みを守りたい。 醍醐から古民家の保全活動を

 

京都市文化財マネージャー(建造物)の資格を取得し、古民家維持活用の無料相談を行っています。

こちらの『山田家』は、醍醐寺の坊官を務めた由緒ある古民家です。

持ち主である山田さんから、「徳光くんが古民家の活動をしながら家の面倒を見てくれたらいい」と仰って頂き、活動の拠点にさせて頂いています。

 

歴史的建造物は壊されてしまうと二度と同じものは建てられません。

だから1つでも多く残していきたい。

どうしても壊さざるを得ない時でも、古道具や建具など誰か再利用してくださる人に手渡ししていきたいと考えています。

Q2. 大切にしていること/こだわり

古民家相談の案件で、仲間の大工さんに手伝ってもらいました。

京都市の建築に関わる制度など、資料を元にご説明いたします。

ご家族の気持ちを尊重したアドバイスを

 

所有者さんの気持ちを第一優先に考えることです。

空き家問題に関わるということは、家庭の内情に少なからず踏み込むということ。

「ここには触れないで」という領域が皆さんおありだと思うので、そこの線引きは大切にしたいと考えています。

 

「祖父母の想いを引き継ぎたい」

「次の世代に負担をかけたくない」

それぞれのお気持ちに寄り添いながら、時には住む以外の活用法を一緒に考えたりしています。

Q3. 伏見のココが好き!!

文芸やアーティストの活動の場としてもお使いください。

ご来館の際は、事前にHPで営業日をご確認ください。

街全体が活気に溢れている!

 

伏見には元気な人が多いです。

自宅カフェを開いたり、活動的な人も多いので、いい刺激をもらっています。 

 

あと最近感じるのは、ペットを飼っている人が多いような気がします。

トリミングサロンも増えましたよね。

たくさんの動物たちを見ると癒やされます。

Q4. オススメのお店・場所

カフェひまわりさん♪奥にいるのが元気なお母様です!

醍醐のオススメのお店3選

 

お隣の『豆カフェ 醍醐』さんは自家製のおいしい豆乳ドリンクが飲めるお店です。山田家の帰りにぜひお立ち寄りください。

 

カフェ ひまわり』さんの米粉100%のシフォンケーキはとろけるようなフワフワな食感でオススメ。パワフルなお母さんからはいつも元気をもらっています。

 

だいご整骨院』さんは施術もいいんですが、いつも靴のインソールをオーダーさせてもらっています。足にマメができやすいので、本当に助かっています。

Q5. 今後の目標

山田家庭園ではコミュニティスペースとして、様々な方にご利用頂いております。

たくさんの方のご参加、お待ちしております。

もっと地域に愛され、活用してもらえる山田家に

 

より一層、美化活動に力を入れていきたいです。

古い建物なので、いろいろと修繕が必要です。

京都市の景観重要建造物に認定されたこの場所を、これからも守り続けていきますので、皆さんにもコミュニティスペースとしてたくさん活用頂けたら嬉しいです。

 

また、空き家や古民家の相談をしに来てくださる方が少しでも増えることを願っています。

家族構成や暮らしの課題など、何でも安心して話してもらえるよう、私自身も頼れる存在になるべく、活動を続けていきたいと思っています。

Q6. まいぷれスタッフ独自調査中!最後の晩餐に食べたいものは?

夏&秋限定!?ジューシーなあの果物をチョイス

 

好き嫌いがないので、難しいですが…。

にします。

でもいいですが、どちらも季節ものなので、冬だと食べられないですけどね。笑

旧醍醐境内史跡 山田家庭園

古民家相談所/貸会場スペース/ギャラリー

古民家を次世代に。貸会場、山田家庭園で贅沢な時間を過ごす。

京都市伏見区醍醐落保町36

【編集コメント】

 

昔から京町家が好きだったという徳光さん。

親身に古民家相談に乗られている姿は、京都らしい町並みを守りたいという強い想いから生まれているのだと感じました。

 

空き家となった古民家を所有しているものの、どうしていいか分からずにいる方は、徳光さんに一度相談されてはいかがでしょう?

壊さざるを得ない状況だとしても、別の形として残せるよう、一緒に考えてくださりますよ☆

(取材 さおしー)

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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