ふっとした街角で、心惹かれるアート作品に出会える京都。
たくさんの作り手さんが創作活動をして、その活動をはぐくむ風土がある街。
今回は、そんな絵描きさんや美大生の創作活動を支える、画材や額縁、用紙の専門店を訪ねました。お店に足を運べば、その道のプロがいるので安心。
時には新しい出会いや、スランプを抜け出すヒントが見つかるかもしれません。
中川ガクブチ
枠にはまらない額縁が玄関を飾る中川ガクブチさん。数年前に四条の喧騒を離れて、職人の街、松原に越してこられました。創業古く圧倒的なストック数を誇る油絵や版画は、作品を額に収めたイメージを重ね合わせやすいと評判です。額に収めるのはその人の大切な気持ち、写真一枚から規格外の絵画まで、きっちり枠にはめてもらえます。
- 電話:075-353-7615
- 営業時間:10:00~18:00
- 定休日:木曜
- 住所:京都市下京区松原通高倉西入る本燈籠町21-3 近藤ビル1階
イソベガクブチ
作品を飾るなら、フレーマーのいるお店に相談するのも一案です。フレームのコーディネートはもちろん、取り付け・修理、重要文化財の掛け軸張替まで手掛けるイソベガクブチさん。50年以上に渡り受け継がれてきた職人仕事で、あなたの作品を引き立てます。お嬢ちゃんも、作品にぴったりの額がお気に入りのようですよ。
- 電話:075-361-6655
- 住所:京都市下京区河原町七条上ル万屋町338
画箋堂 河原町五条本店
美術大学の購買部でもおなじみの画箋堂さん。実際に手に取って選ぶなら品数豊富な河原町五条本店がおすすめ。絵を描く楽しさ、上手下手にかかわらず誰もが持っているイマジネーション。お店には、そんなワクワクを引き出す道具がたくさん揃っています。自分用はもちろん、親しい方にワクワクをプレゼントすのるも良さそうです。
- 電話:075-341-3288
- 住所:京都市下京区河原町通五条上る西橋詰町752
紙嘉前田商店
元禄から続く老舗、紙喜前田商店さん。文房四宝を扱い、中でも四国伊予、鳥取因州、綾部黒谷など各地から取り寄せる和紙は社寺の行事に欠かせません。ひときわ存在感のある黒い断裁機は、大正初期に導入され今でも大切に使われています。煌びやかな手染友禅紙や手漉き和紙の素材を活かした作品づくりにいかがでしょうか。
- 電話:075-751-1154
- 住所:京都市東山区大井手町97
ヱビスヤ画材
東山七条のヱビスヤ画材。岩絵具や水干絵具の品揃えが優に三千を超えるという、日本画・各種材料の専門店です。遡ること大正15年、現京都市立芸術大学の移転を機にこの地に越してこられたそう。(後に大学は西京区へ、数年後には下京区へと移転予定)そんな大学の歴史と共に、多くの画学生や伝統産業の担い手を支えてこられたお店です。
- 電話:075-561-4308
- 住所:京都市東山区東山七条下ル一筋目東入ル
鴻業堂(こうぎょうどう)
一般的な画材から、まぼろしの白鷺胡粉や臨床美術まで、幅広く扱う鴻業堂さん。絵具や紙の選び方に使い方、作品を引き立たせる額装にいたるまで、わかりやすく説明してもらえます。収納場所や下地処理の手間まで考えられたボード、作品の印象を左右するマットや額縁もオリジナル加工可と、何かとかゆいところに手が届くお店です。
- 電話:075-332-1383
- 営業時間:10:00~19:00
- 定休日:日曜、祝日
- 住所:京都市西京区大枝西新林町5-1-5