堀川松原東入ルにオープンしたコーヒースタンド『astrea coffee』さん。
コーヒーはどちらかというと苦手、かっこつけて飲む程度だったという店長が、初めて心底美味しいと思ったのは、ワーキングホリデーで訪れたオーストラリアの街角のコーヒーでした。
そんなコーヒー好きの国、オーストラリアの流れを汲むエスプレッソを楽しんでもらおうと始めたお店です。

まるで路地をそのまま引きこんだような、風通しよすぎる店内もオーストラリアスタイル。
お店を通過点にして、仕事や帰宅前にちょっと休憩してもらう場所に使ってほしくて、通り抜けができる角地を選んだそうです。

今回いただいたのは、フラットホワイト。店長をコーヒーの世界に誘ったといういう一杯です。
クリーミーな口解けに、ほっと香る甘み。やさしい余韻が残ります。確かにコーヒーが苦手な方にとって印象を変える一杯になりそうです。ちなみに猫舌の方にもおススメかも。

一方、エスプレッソはガツンとくる一杯で、砂糖を足してチョイ悪おやじな雰囲気を楽しみました。ロングブラック、カフェラテ、カプチーノと、それぞれ同じ豆とは思えないような個性が味わえるので、その日の気分でリクエストするのも良さそうです。

店名astreaは正義の女神から。バリスタにとっての正義とは、お客様にベストな一杯を提供すること。地味なようでもマシンをこまめに清掃することが美味しい一杯を提供する秘訣だそうです。

好い面、悪い面併せ持つ人間と同じで、豆も苦味やエグ味があってこそ美味しい。それを丸ごと使いきれるのがエスプレッソの魅力とお話しされていました。

古くからの商店街に、突如現れたコーヒースタンドとあって通りを歩くみなさんも興味津々。
来年には、下京雅小学校の新校舎も完成して、お店を通り抜ける子どもたちや親御さんで、松原通も、ますます賑わうのではないでしょうか。