拝啓、掲載店
『福田建装』様。
本日は、ここ最近ずっとモヤモヤしていた出来事について、鳥居より懺悔のお手紙です。
それは数週間前、編集部内で鳴り響いた鳥居のiPhoneから始まりました。
画面を見ると見知らぬ番号から、その日
2回目の着信。
これまで、基本的に知らない番号からの着信は取らなかった鳥居。
しかし、その日2回目、同じ番号から、ということもあり側にいた秘密の代表に意見を伺いました。
『仕事上の連絡の可能性があるから…オレは取るかな』
なるほど…確かに。
代表の言葉に勇気をもらい、意を決して受話器を取り(←iPhone)、『もしもし…?』と応答しました。
『久しぶり、鳥居ちゃ〜ん^^』
聞き慣れた、元気をもらえる明るい声。
『わ、びっくりした…福田さんやったんですか
』
『びっくりしたって鳥居ちゃん、なんでやな(笑)。オレの番号、登録してるはずやろ?』
・・・ですよね
?
そうなんですよ。
福田さんと初めて電話でお話した時、間違いなく登録した福田さんの番号。
なのになぜか表示されなかった、福田さんの名前。
しかし後ほど確認すると、登録名の中に確かに存在する『福田建装さん』の名前。
・・・おばけ?
訳がわからずとも、一つだけ持てた奇妙な確信。
鳥居は間違いなく、
“何か”をやらかしている。
訳がわからずとも、その確信のせいで代表に相談することができません。
※だって何かをやらかしているから
代表への相談を諦め、相棒ゆかりんにも悟られないよう、事件を密かに持ち帰ることにした鳥居。
自宅に戻り家族にも背を向け自室にこもり、登録名『福田建装さん』の発信ボタンを押しました。
応答せよ、『第二の福田さん』
呼び出し音からほどなくして繋がった、声の主。
『お電話、ありがとうございます』
福田さんと同じ明るい印象の声ながら、相手はまさかの女性
直後、女性は衝撃の正体を鳥居に明かしました。
『SONY、お客様サポートセンターでございます』
瞬間、ことの全貌がようやく把握できた鳥居。
第二の福田さんの正体は、まさかの『SONYさん』でした
韓国ドラマが大好きな鳥居。
保存用ドラマは自ら録画・編集・ダビングし、頻繁にブルーレイレコーダーを使用します。
その頻繁が高すぎてレコーダーの調子が度々悪くなり、SONY問い合わせ窓口に電話をかけることがしょっちゅう。
その頻繁ぶりから、弟に
『電話姉(デンワねぇ)』とあだ名をつけられた程です。
福田さんとの初電話後、おそらくその前後に存在したSONYさんの番号を『福田建装さん』と登録した愚か者。
プライベートの楽しみが、まさかこんな形で取り返しのつかない“ミス”を生み出すとは。
相棒ゆかりんへはおろか、代表になんて口が裂けても言えません。
秘密の代表への、一生の秘密を作ってしまった鳥居です。
優しい福田さん。
このような罪を、軽々しくニュースでお伝えするご無礼をお許しください。
同じ誤ちを2度と起こさないことを、本日ここに誓います。
申し訳ありませんでした。
敬具 まいぷれ編集部、鳥居
追伸
本日も、沢山の人の夢叶える住まいづくり頑張ってください。
心から応援しています