1.タンパク質とは　


【筋肉・臓器・その他身体】
を構成する非常に重要な栄養素です。

酵素やホルモン、免疫物質として
様々な機能も担っている。



2.タンパク質の構成

タンパク質は20種類のアミノ酸から構成されている。

アミノ酸のうち体内で合成できない
9種類のアミノ酸を『必須アミノ酸』

体内で合成できる
11種類のアミノ酸を『非必須アミノ酸』
という。

※［必須アミノ酸］
→バリン、ロイシン、イソロイシン、リジン、トリプトファン、フェニルアラニン、ヒスチジン、スレオニン、メチオニン

※［非必須アミノ酸］
→アルギニン、グルタミン、グルタミン酸、アスパラギン、アスパラギン酸、グリシン、アラニン、チロシン、セリン、システイン、プロリン

タンパク質は、上記のアミノ酸が多数結合した、
高分子化合物でアミノ酸の組み合わせや種類、
量などの違いによって形状や働きが異なります。



3.タンパク質の吸収と働き

タンパク質はアミノ酸に分解され、吸収された後
体に必要なタンパク質に再合成される。
体内には数万種類ものタンパク質があり、
それぞれ異なった役割を持っている。


例えば
・酵素やホルモンとして体の機能を調節するもの、
ヘモグロビンやトランスフェリンなど
・物質の輸送に関与するもの、
・γ-グロプリンなど免疫に関与するもの、
・アクチン、ミオシンなど体を構成するもの

など

どれも生きていくために欠かせないものです。
また、アミノ酸もタンパク質を合成するだけでなく
神経伝達物質やビタミンなどの
生理活性物質の前駆体としても重要となる。




4.よく聞く"アミノ酸スコア"って何？？

アミノ酸スコアとは、
良質なタンパク質の指標になるもの。
体タンパク合成に理想的なアミノ酸組成を示した、
アミノ酸評点パターンです。

栄養価は各必須アミノ酸について評点パターンを
"100"とする時の割合で求められる。
その食品の中で最も低いアミノ酸の値が
アミノ酸スコアと呼ばれる。

アミノ酸スコアは一般的に肉、魚、大豆、卵、乳類で良好、
穀類の精白米や小麦はリジンが少なく
アミノ酸スコアが低くなるが、
動物性食品や豆類と一緒に摂取すると
バランスが良くなる。



5.不足するとどうなる？？

タンパク質は体を作る構成要素であるだけでなく、
酵素やホルモンなど体の機能を調節する
大切な役割を果たしているため、
不足すると免疫力機能低下し、
抵抗力が弱くなり様々な病気にかかりやすくなる。
筋力も低下する。


6.まとめ

タンパク質は、減量・増量中に限らず
人間にとっては欠かせない栄養素となります。
三大栄養素の中でも身体を作る上では、1番大事と言っても過言ではない栄養素ですので
必ず摂取することをお勧めいたします。

3食でしっかりとタンパク質を意識する他に
間食でも摂取が出来るとさらに身体の調子が
良くなるでしょう！

ただ取りすぎてしまうと
便秘や腸内環境が悪くなるなど
デメリットもございますので
糖質、脂質と同様、量には気をつけて
摂取することをおすすめ致します。



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