今や家づくりの定番となっている、ダイニングキッチンとリビングに仕切りをつくらずに、
キッチンを対面式にするスタイルは、共働きが当たり前となっている現在のライフスタイルにフィットした合理的な考え方です。
ダイニングで宿題をする(遊ぶ)子供たちの姿を見ながら、キッチンで食事の準備や後片付けが出来るし、リビングに取り込んだ洗濯物をたたむことが出来るからです。
また、キッチンで作業をしながら、お風呂に入る子供たちの姿だって見ることが出来るからです。
要するに
「ながら作業」がしやすい間取りなのですが、家事に育児に仕事に忙しい奥さんが少しでも自分の時間をつくるためには、この合理性は必要不可欠ですよね。
そんなわけで弊社でも、このリビングダイニングキッチン(LDK)を生活の中心とした間取りづくりをしているのですが、この
LDKにまつわることで2つ推奨していないことがあります。
①広くし過ぎない
ここでほとんどの時間を過ごすのだから、出来るだけ広くしたいと多くの方がおっしゃいます。
しかし、この空間でも、他のスペース同様に
広げれば広げるほどコストに跳ね返っていきます。
しかも、面積がアップする比率が高いため、その分コストの上がり幅も大きくなり、他の場所で相殺しようとしてもとてもじゃないけど追いつかないということになりかねません。
また、リビングダイニングを広げた場合、どこに余白が出来るのかというとダイニングとリビングの間です。
つまりダイニングテーブルとソファーの間にスペースが出来るというわけですね。
そしてこの結果、
子供たちがこの余白に色んなものを置き散らかしていくことになります。
いつも使うものをいちいち自分の部屋に片付けるのって面倒臭いし、ましてや自分の部屋が2階だとしたらなおのこと置きっぱなしにしちゃいますよね。
以上の理由から、闇雲に広げるのではなく、ちょうどいい広さでつくるのが一番良いと思っている次第であります。
経験から申し上げると、
16帖という広さが最もちょうどいい広さではないでしょうか。
人は余白があると埋めたくなるという性質を備え持っています。
仮にLDKを広げ過ぎたせいで1階に充分な収納が取れなかった場合、せっかくの広々リビングの周辺にチェストや収納家具を置くことになり、そのせいで部屋が狭く感じることになってしまうだけですしね。
要するに、更なる出費をすることによって、空間を狭くしてしまうという
非合理的な行動をするというわけですね。
続く…。
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