現在、子供たちと一緒に暮らしているご家族の方にな、後々子どもたちが出ていくことを想定して、子ども部屋をつくった方がいいとお伝えしています。
とはいえ、少なくともそこで15年〜20年という長い月日を過ごすので、その期間中の使いやすさがなにより大事なのは言うまでもありません。
それは子どもたちだけでなく、家事を多くを担う奥さまにとっても、です。
では、家事の多くを担う奥さまにとってストレスや手間を軽減するために、子ども部屋は実際どのようにつくるのがベターなのでしょうか。
子供部屋を考える際、最も考慮すべきポイントは
「位置」です。
つまり、一般的に子ども部屋は「2階」につくるのが当たり前になっていますが、それが自分たちにとって正解なのか、考えてほしいのです。
例えば、あなたのお子さまがまだ未就学の年齢だとしたら、きっとお子さんは何をするにもいつもお母さんの近くでやるのではないでしょうか。
おもちゃを広げて遊ぶにしても、スマホやタブレットでYoutubeを見るにしても、本を読んだり塗り絵をするにしても、です。
だとしたら、家を建てて部屋をつくってあげたからと言っても、お母さんの姿も見えない、気配も感じられない部屋で遊ぶことなんてまずありえないと推測出来ますよね。
そうなると、子ども部屋を2階につくる場合には、
1階にはリビングとは別に部屋を1つつくっておかなくてはいけなくなります。
200万円ほど建築費を加算して。
仮にこの部屋をつくれないとなると、こまめに片付けられる人じゃない限りは、リビングは足の踏み場もないほど子供たちのものでごった返すことになってしまいますよね。
なので、弊社ではその解決策として、
子ども部屋を「1階」につくるという提案をよくさせていただいています。
自分たちの部屋が1階にできたら、お母さんの姿も見やすくなるし、気配も常に感じられるため、自分たちの部屋で遊びやすくなり、それだけでもリビングの散らかり度は大きく違ってくるでしょう。
たとえリビングにおもちゃなどを持ってきても、部屋が使いやすい近い場所にあるならおもちゃなどを自分のお部屋に片付けてもらいやすくなるからです。
また、子ども部屋を2階につくる理由の一つに、思春期のプライバシー問題がありますが、これもその手段をわざわざ2階だけに限定しなくても、間取りのつくり方一つで1階でも充分確保することができます。
寝室やリビングダイニングからそれなりの距離をとってあげればいいのです。
そんなわけで、個人的には
子ども部屋は「1階」にした方が、将来的にも子育て期間中も、より使いやすく合理的なんじゃないかなと思っている次第であります。
実際、うちの娘たちも中学・高校になった現在は適度に自分の部屋に篭りますが、かといって、それが2階じゃなくてもよかったんじゃないかと、むしろ子どもたちの方が言っているぐらいですからね。
教科書が入った重たい鞄を持って階段を上り下りするのは、あの若さでも面倒臭いみたいですしね(笑)
というわけなので、世間一般的に子ども部屋は2階につくるのが定番化していますが、それが自分にとってもベターなのかを考え、「1階」という選択肢も検討した上で、どうするのがよりいいのかを導き出していただけたらと思います。
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