伏見人
“友達との遊びの延長”から始まった、伏見を想う地域貢献活動

「最初は、ほんまに“月1回の食事会”の延長みたいな感じやったんです。」
そう話してくださったのは、一般社団法人「京縁信興会」の代表理事・印牧さんと、役員の廣瀬さん。
2023年から始まったゴミ拾い活動は、こども食堂を始めたり、協賛企業さんが100社を超えるなど、どんどん広がり、伏見のまちを巻き込みながら大きな輪になっています。
“まちに貢献したい”という想いから始まった活動は、仲間とのつながりや地域との出会いを生みながら、少しずつ形を変えて成長中。
今回は、そんな「京縁信興会」さんの想いや、これから描く未来についてお話を伺いました。

【印牧さん】
毎月、第3日曜日の朝7時半からゴミ拾いをして、その後に子ども食堂をやっています。
活動を始めたのは2023年12月頃でした。
最初は「ゴミ拾いってそんなにゴミあるんかな?」くらいの感覚やったんですが、実際に始めてみると、意識していなかっただけで結構いろんな場所にゴミが落ちていることに気付きました。
やり始めてから、普段歩いてても自然と気になるようになりましたね。
【廣瀬さん】
この活動を始めたきっかけは、メンバー同士で続けていた“月1回の食事会”だったんです。
せっかく集まるなら、何か意味のあることをしたいな。
という話になり、一般社団法人を立ち上げ、“まずは始めやすいことから”でゴミ拾いをスタートしました。
メンバーは、介護・建築・土木など、それぞれみんな業種もバラバラで。
最初は自分らだけでやってたんですけど、毎月続けていく中で、外部の人も少しずつ協力してくれるようになってきました。
【印牧さん】
今では、“ゴミ拾いをする”だけではなく、“みんなで集まるコミュニティ”みたいな感覚もありますね。
朝早いし、休みの日やし、最初は正直大変やったんですけど(笑)
みんなで喋りながらやってると楽しくなってくるんですよね。友達との遊びの延長みたいな感じで、自分らのまちも綺麗になっていく。
改めて、めっちゃいい活動やなと思ってます。


【印牧さん】
もっと人を巻き込んで、一緒に活動していける団体にしたいと思っています。
活動を続ける中で、今大切にしているのは“応援される団体になること”。
現在は企業協賛も募っており、昨年は約100社もの企業が応援してくださりました。
【廣瀬さん】
もちろん運営資金として使わせてもらう部分もあるんですけど、それ以上に“こういう活動をしてる”って知ってもらうことが大きいですね。
【印牧さん】
協賛企業の方たちの名前は、活動用Tシャツや動画のエンドロールにも掲載しています。
“協賛する”ことで、地域活動を“自分ごと”として感じてもらえるような仕組みにしました。
協賛を募っていく中で、「子ども食堂もやってくれたらもっと応援したい」という声などもあって、子ども食堂の活動もスタートしました。
今は飲食店さんに用意してもらったお弁当などを提供していますが、将来的には自分たちで作れるようにしたいと思って、食品衛生の資格も取りに行きましたよ。

深草にある「中国料理西海」

下鳥羽にある「ラーメン銀閣」

墨染にある「寿司いしだ」
【印牧さん】
伏見って、ほんまにご飯おいしいところが多いじゃないですか。
わざわざ他の区に出なくても、伏見の中で全部完結するんちゃうかなって思うくらい充実してると思ってます。
子供の頃から伏見区は好きでしたが、大人になってから、伏見稲荷とか歴史の凄さを改めて感じました。
海外からわざわざ観光に来る方も多いし、世界的に見てもすごい場所が普通に近くにあるんやなって。
【廣瀬さん】
醍醐、神川、淀なども伏見やし、エリアが広くて、すごい活気のある区ですよね。
京都駅も近いし、駅や高速道路のICも近いし、アクセス面の便利さも好きですね。
伏見を嫌いって言う人、あんまり聞いたことないかも(笑)
地元を好きな人が多く、そのまま伏見に住み続ける人も多いのも、伏見区ならではな気がします。



【廣瀬さん】
選びきれないのが、伏見の良さですね(笑)
悩むけど、焼肉なら「よこやま」さんがおすすめですね。
横山さんはもう伏見の中心って感じ。
【印牧さん】
藤森エリアもいいですよ。
ご飯屋さんも多いし、京阪も近いから、大阪にも四条にも出やすい。めっちゃ住みやすい場所だと思います。

【廣瀬さん】
最終的には、“学校”をつくりたいと思ってるんです。
少子化や教育環境の変化が進む中で、“これからの時代に必要な学び”を届けられる場所を作りたい。
税金のこととか、生きていく上で必要なことって、意外と学ぶ場所が少ないと思うんですよね。
あとはやっぱり地域活動していくことで、僕たちのことを知ってくれる人が増えたり、企業から応援される団体を作っていきたいです。
【印牧さん】
来月には、メンバーの知り合いの他団体さんとのコラボで川清掃も行う予定です。
こういうプロジェクトを増やして、市とか区、府にも認めてもらえるような活動にしていきたいですね。
正直、ここまで広がるとは思ってなかったです。でも、ここまで来れたから、次のステップもいける気がしています。
協賛してくれている方たち、協力してくれている人たちのために頑張っていきたいですね。
実際に区役所に行った時でも声をかけてもらえることが増え、“地域とのつながり”が少しずつ広がっている実感があります。


キラメキノトリ「台湾まぜそば」
【印牧さん】
えーー、難しい。
最後ならだれと食べるかが大切な気もするけどな。(笑)
【廣瀬さん】
まぁでも二郎系ラーメンかな。
ニンニクマシマシで、もう次の日のことを気にしなくていいから食べ放題ですよね。(笑)
【印牧さん】
たしかに。(笑)
キラメキノトリ横大路店さんの「まぜそばニンニクマシマシ」とかもありやなぁ。
今回お話を聞いていくなかで、お二人とも本当に“地元・伏見”のことを大切に想われているんだなと強く感じました。
「伏見が好き」という言葉を何度も自然に口にされていたのが印象的で、ただ地域活動をしているというより、“自分たちのまちをもっと良くしたい”という想いが根っこにあるんだろうなと思います。
そして、その始まりが「友達との月一のご飯会」だったというのも、とても素敵でした。
仲間同士で楽しく集まっていた時間が、「何か意味のあることをしたい」という想いに変わり、実際に行動に移していく。
しかも、それを無理なく“友達の延長”のような空気感で続けながら、周りの人や企業、地域の方まで少しずつ巻き込んでいく姿は、なかなかできそうで出来ないことだと思います。
活動自体はゴミ拾いや子ども食堂なのですが、その根底にあるのは“人とのつながり”なんだろうなと感じました。
だからこそ、応援したいと思う人が増えて、自然と輪が広がっていくのかもしれません。
地域活動を通して、京縁信興会さんを取り巻く環境もどんどん大きくなっていて、これから先、伏見区で「知らない人はいない」と言われるような存在になっていくんだろうな…と、取材をしながら感じました。
これからどんな形で活動が広がっていくのか、とても楽しみです。
印牧さん、廣瀬さん、この度はインタビューさせていただき、ありがとうございました。
(取材 あっかーまん)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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