伏見人
長尾天満宮から芸術の輪を広げる、大塚俊若さん☆
本日の伏見人は、醍醐寺の北に位置する長尾天満宮の宮司をされている大塚俊若さんです。
祭神は菅原道真を祀り、学問系の神社として知られていますが、実は芸事全般にもご利益があるとのこと。
今回はそんな長尾天満宮の宮司を務めている大塚さんの、幅広い活動内容を中心にお話を伺いました。
写真家甲斐まさきさんによるお写真。イベントの度に、丁寧に拭き掃除をされています。
長尾天満宮における各種儀式や祭典を執り行い、日本の伝統を守り伝えることが仕事です。
基本的には全て一人で行っていますが、年5回ある大きな式典の前には地域の皆様にお手伝い頂いています。
式典の他にも、芸術系のイベントやマルシェを積極的に開催しています。
幅広いアーティストの方々が集う場所になればと思っています。
イベント"奉納フラダンス"での感動の一場面。
人との輪を大切にしています。
響竜也さんの影響でFacebookを始めたのですが、その後、響さんの友達を始め、どんどん人との輪が広がり始めました。
今ではそのご縁で繋がった方々と、歌謡ショーや奉納フラダンスなどのイベントを開催するようになりました。
ミリオンハートワークショップで出来上がった作品たち。
長尾天満宮再建200周年記念酒『悠久之歌』と共に。中畝酒店の協力で出来上がりました!
私は生まれも育ちも醍醐で、この長尾天満宮が大好きです。
静かで落ち着きます。
全国各地、いろいろな方がここを訪れてくれますが、一度来れば皆さん必ずここを気に入って下さるんです。
それくらい素敵な場所です。
菅原道真の衣装塚は長い入り口の階段を上って右側にあります。
醍醐にある『山崎屋』は店の雰囲気も良く、マスターの人柄が素敵なお店です。
ケーキとコーヒーのセットがお得です。
長尾天満宮にもオススメの場所が二箇所あります。
一つは、菅原道真の衣装塚。
『醍醐寺の桜が見れるところに墓を建ててほしい』という道真の意向の元、ここに衣服と髪の一部が埋められています。
もう一つは、渡り廊下に描かれた『悠久之歌』という壁画。
北野天満宮にも絵を奉納された大阪の画家、橘ナオキさんが約2週間寝泊まりして描いた作品です。
その後、ナオキ先生が作詞、ジェニーさんという女性が作曲をし、『悠久之歌』の楽曲まで完成しました。
ジェニーさんの歌声でYou Tubeもあがっていますので、ぜひ聴いて頂けたら嬉しいです。
合唱コンクールやコーラス活動にもぴったりだと思います。
『悠久の歌』とは四つの精霊の姿を描いたもの。"四季それぞれの美しい彩りはその地に息づく精霊たちの歌声のようだ"という意味合いを絵で表現されています。
2021年12月頭に撮影されましたが、紅葉がとても見頃でした。
長尾天満宮は醍醐寺のすぐ近くにあるのですが、地元の方でもまだまだ知らない方がたくさんおられると思います。
もっとたくさんの方に来て頂き、この場所を好きになってもらいたいです。
これからも歌手や演奏家、画家など幅広いアーティストの方々にここでイベントを行ってもらう予定です。
芸事がこの長尾天満宮を拠点に発展していくよう、これからも私がお手伝いさせて頂けたらと思います。
【編集コメント】
大塚さんの人柄の良さや幅広い活動は、いろいろな方から耳にしていたので、ずっとお会いしたいと思っていました。
今回ようやくご縁が繋がり、1年越しのインタビュー☆
穏やかな口調ながらもとても活動的でパワフルな方でした!
普段は静かで癒やしの空間である長尾天満宮も、イベントの時は賑やかになるのでしょうね♪
音楽や芸術に溢れる空間にもまた今度足を運んでみたいと思います☆
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。