まいぷれ伏見区編集スタッフのナッツです🥜
毎月1回第4金曜日に開講している
「伏見発*日本語教室」、本日は第4講をお届けします☆彡
今日のテーマは…
「昔は“ら抜き”、今は“●抜き”?」
「食べれる」「来れる」——こうした「ら抜きことば」が話題になったのは、もう何十年も前のこと。
日本語の乱れ、という向きで語られ、当初は批判的な意見が大多数でした。
もはや「ら抜き」は話しことばでは一般的になりましたが、いまでも正式な文書では「食べられる」「来られる」と書くべき、という意見が主流です。
さて、最近は新たな「抜きことば」が増えているのをご存じでしょうか?
それが
「い抜きことば」です。
■「い抜きことば」って何?
「い抜きことば」とは、本来「~ている」と言うべきところを、「~てる」と省略する言い方です。
たとえば、
- 「もう決めてるよ」(→ 正しくは「決めている」)
- 「雨が降ってるね」(→ 正しくは「降っている」)
このように、「ている」から「い」が抜け落ちるのが「い抜きことば」です。
■なぜ「い抜き」が増えたのか?
話しことばとしては、「い抜きことば」はとても自然で、会話でもよく使われます。
ライトノベルやコミックなどの会話文でも、ふつうに使われていることが多いですね。
また、SNSやメッセージのやりとりでは「短く・伝わりやすく」が重視されるため、省略形が定着しやすいのでしょう。
また、「ら抜きことば」が当初は違和感を持たれつつも広まっていったように、「い抜きことば」も今後は当たり前になっていくのかもしれません。
■話しことばではOK、でも書きことばでは…
とはいえ、フォーマルな文章では「い抜きことば」は避けたほうがよいでしょう。
その理由については、下記に尽きます。
●文章が幼くみえる
「決めてる」「降ってる」と書くと、カジュアルすぎる印象になり、文章が幼く感じられます。
ビジネスメールや公式文書では、「決めている」「降っている」と書いたほうが、しっかりとした印象を与えます。
たとえば、メールであっても、こんなふうなメールが届いたらどう思いますか?
「いつもお世話になってます。先日はいろいろ教えていただき、感謝してます。私も今後ご期待に添えるよう、頑張りたいと思ってます。」
いかがですか。マズいですよね(笑)。下手をすると会社の信頼も失ってしまいます。
このように、「い抜きことば」は話しことばでは違和感がなくても、書きことば、特に公的な場面やビジネスの際には避けたほうがいいと言えます。
■「抜きことば」とどう付き合うか?
ことばは時代とともに変化するものです。「い抜きことば」もいずれは一般的になるかもしれません。
かつての「ら抜きことば」と同じように、「い抜きことば」も、どこで使うのが適切なのかを意識しながら、上手に使い分けていきたいですね。
TPOがわかりにくいならば、「話しことばではOK」「フォーマルな書きことばでは避けたほうがよい」というバランスが適切だと思われます。
ということで、本日の授業はここまで🏫
次回もどうぞお楽しみに~♬
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