伏見人
藤森太鼓史のはじまりの一打を打った男、前田哲男さん☆

本日の伏見人は、藤森神社所属『藤森太鼓保存会』の会長を務める、前田哲男さんにお話を伺いました。
藤森神社や地域のイベントで活躍されている『藤森太鼓保存会』。皆さんも演奏を一度は聴かれたことがあるのではないでしょうか?
とても迫力がありカッコ良いですが、なんと『藤森太鼓保存会』の初期メンバーは、ほとんどが初心者の方だったそうです!
そんな会発足までのストーリーと、継承に対する前田さんの想いを今回お届けしたいと思います。


藤森太鼓保存会の練習の様子
『藤森太鼓保存会』ができた発端は、平成17年です。
藤森神社の創建1800年を記念した『藤森神社創建千八百年祭』にて奉納演奏をするために、氏子の寺内勝さんより太鼓一式が寄贈されました。
プロジャズドラマーの猪俣猛さんからは、「藤森」「うずら」「東山」の三曲を寄贈されたこともあり、当時の宮司(現在は名誉宮司)から、「とりあえず急いで演奏してくれる人を集めて!」と頼まれたのが私でした。
実は私は楽譜も読めない、音楽に無縁の人間だったので、かなり戸惑いましたが、会発足の紹介記事が新聞に掲載されたりと、話はどんどん進み…。
お神輿関係の方々に声をかけて、なんとかメンバーを集めたものの、ほとんどが奏者素人のメンバーとなりました。
不安はありましたが、和太鼓集団「鼓童」で活躍されていた南條明先生に指導してもらい、なんとか3ヶ月で演奏できるまでに仕上げることができ、奉納演奏は無事成功に終わりました。
現在は約20名のメンバーで活動しています。
活動としては、神社で演奏奉納させて頂いたり、お声がけ頂いた地域のイベントにて演奏を行なったりしています。

初期メンバーの貴重な集合写真

トラックからも藤森太鼓の音を響かせます
演奏に関しても会自体に関しても、伝承していくことを大切にしています。
私たちが演奏する曲のほとんどがオリジナル曲です。
提供して頂いた作曲者の方々の想いもメンバーにはしっかり伝え、演奏に想いが乗るよう心がけています。
また、太鼓は音階がない楽器です。
初めての人でも音を出すことはできますが、叩く人によって音は全然違ってきます。
みんなで一つの演奏を奏でるために、全員で息を合わすことも大切にしています。
例えば、リーダー太鼓の呼吸をよく見るなど、タイミングを合わせることの大切さもこれから伝えていきたいです。

伏見区民文化祭 (御香宮神社)

歳旦祭奉納演奏(藤森神社)
深草に長く住んでますが、便利で住みやすい街だと思っています。
慣れもあるでしょうか?
気取らなくて済むので、いつも素の自分でいられます。
伏見区は京都市でありながら、京都の北の方とは違う、独特の文化が根付いているように感じます。
もはや京都市民とは別の分け方の方がしっくりくるのかも知れません。笑

藤森祭奉納演奏(藤森神社)

紫陽花祭奉納演奏 (藤森神社)
もちろん藤森神社です。
こんなに地域に根付いている神社はあまりないと思います。
漫画の影響もあり、若い方もたくさん来ていますよ。
食べ物屋でいうと、『餃子の専門店 福吉』がオススメです。
昔西浦町に、同じ『福吉』という名前で中国人の女性が餃子のお店をやってたんですが、ある日突然お店がなくなったんです。
美味しかったから残念に思ってたんですが、ご縁があって二人が繋がり、『時代屋』のオーナー兼同級生の井上雅晶くんが味を引き継ぎ、新生『福吉』をオープンしてくれました。
ノーマル餃子を私はいつも食べます。

追儺式奉納演奏 (藤森神社)

見学はいつでも大歓迎です♪2023/10/22は時代祭に、『深草室町洛中風俗列』として参加します。
この『藤森太鼓保存会』を100年先も200年先も継続していくことです。
名誉宮司さんに託され、たくさんの人の協力があり誕生したからこそ、自分の代で終わらせる訳にはいきませんから。
私もまだまだ頑張りますが、今後は少しずつでも同じ熱量を持った若者にバトンを渡していけたらと思っています。
もちろん、習いごと感覚で練習に参加したい方も大歓迎です!
京都で学校帰りや仕事帰りに思い切り太鼓を叩ける場所はそうそうないと思いますよ。
また、会社の周年イベントや地域のイベントでの演奏依頼もいつでもお待ちしております。
お問い合わせは、藤森神社かFacebookにて、どうぞお気軽にご連絡ください。
【編集コメント】
『藤森太鼓保存会』の発足の経緯がこんなに突発的だったとは知らず、とても驚きました!
メンバーを集めるだけでも大変なのに、初心者の方々が3ヶ月で奉納太鼓を披露できるようになるなんて、普通では考えられないくらいの努力を皆さんでされたのだと思います。
やっぱり藤森の方は熱い!
それもこれも会長の前田さんのリーダーシップと人望の厚さがもたらした結果なのだと思います☆
練習も見学させて頂きありがとうございました。
胸に響く大迫力の演奏、本当にカッコ良かったです!
(取材 さおしー)
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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